着物や浴衣を着るときに合わせるバッグ『信玄袋』
信玄袋の由来は風林火山の軍旗を用いた戦国武将 武田信玄が陣中で用いたことが始まりとされています。 常に死と隣り合わせの信玄にとって、身の回りのものをコンパクトにまとめると信玄袋の大きさがちょうど 良かったということでしょう。
現代では、物があふれ、つい出かけるにもある程度の大きさのバッグを持ち歩きますが、 携帯、手帳に財布とタバコなど必要なものだけを信玄袋に入れ、身軽に出かける のも良いものです。たくさんの物を持ち歩かず、 またゴテゴテした装飾より、いかに凝縮するかというのが 日本の美学。まさに、信玄袋は日本人の心意気なのです。
菊慈童の信玄袋は現代では希少になりつつある古布(和柄)をアクセントとして使用し、マチ部分には革を使用しております。 信玄袋の裏地にも、魔よけとされていた鱗模様や和歌が入った模様などを使用。奢侈禁止令後は 羽織裏などに洒落た柄を使ったものです。
見えないところに趣向を凝らすのは日本人ならではの感覚。